2013年5月1日水曜日

実験的インターンシップとは

実験的インターンシップは、株式会社ソフィア×東京都市大学 岡部研究室×実践女子大学 松下研究室の共同プロジェクトです。

プロジェクトの目的
この取り組みは、学生に対して生々しい職場体験を提供し、「はたらく」ことを真剣に考えてもらう、ということが目的です。
就職難である今、学生のインターンシップに対する興味・関心は非常に高まっています。多くの学生は、インターンシップに参加すれば、就職活動に有利になるといった考えを持っているため、人気企業のインターンシップ採用倍率が非常に高くなっているのが現状です。

インターンシップの本来の目的は、
・就職活動のミスマッチや早期退職を防止する
・就業に対する意欲の向上
であり、インターンシップを通じた採用活動を行っていないのも現実です。

さらに、現在提供されているインターンシップが、あまりにも「整えられている」のも現状。学生が社会に出た時にぶつかる現実と、提供されているインターンシップがあまりにも乖離しており、「はたらく」ことを真剣に考えるきっかけにならないのではないか、と考えました。その結果、ブランドや周囲の評判に着目した就職活動を行ってしまう学生が増え、就職浪人や早期退職に拍車をかけてもおかしくない。そう思ったのが、このプロジェクト立ち上げのきっかけです。

学生が新社会人になって初めて気づくこと、例えば、
・同世代の中の人間関係だけではなく、自分の親の世代の上司や先輩との協働的な関係が求められる
・アルバイトでは言われたことだけをやっていればよかったが、自発的な行動が求められる
・ミッションとして与えられているもの以外の仕事の存在に気付く
・筋が通っていないこと、一見理不尽だと思える指示・命令を目の当たりにする
のようなことは、社会人になった途端に始まります。
こういった通常のインターンでは体験できない、生々しい体験を本プロジェクトでは提供していきます。


実験的インターンシップ概要
  • 201356日から726日までの約3か月にわたって開催
  •  開催期間中、岡部研究室、松下研究室からそれぞれ1名ずつ、計2名が週替わり(リレー方式)でソフィアに勤務する
  •  勤務中の学生の名前は、「勅使河原まや」(岡部研究室)、「伊集院ひかり」(松下研究室)とする
  •  ソフィア勤務中に作られた発言・行動を含むすべての実績は、学生が代わっても引き継がれることとし、学生はその引き継ぎ方法を各自検討する
  •  勅使河原さん、伊集院さんは、ソフィア広報室に配属され、ブランディングに係る施策を検討し、プロトタイプを作成することがミッション
  • 大学授業への出席は必須とする
  • 勅使河原さん、伊集院さんには期間中50枚ずつヘルプカードを持っている。渡されたソフィア社員は、どんなことであっても助けることが義務付けられる
  • 毎週金曜日に、リフレクションを実施し、1週間の振り返りとともに、活かせることを話し合う


50枚ずつ配られるヘルプカード

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